展示01|被災地応援(能登・熊本)期間限定カフェ

CRAFTINGJAPAN Food Coordinator
新納平太 アースフードコーディネーター


□「交流の場」被災地と被災経験地からの⼯芸作品展⽰+被災地応援期間限定カフェ

9⽉15⽇(⽇)~23⽇(⽉・祝)13:00~18:00

愛知万博、アースデイ東京などのイベントのキッチンディレクターから、子供未来創造研究機関amazing collageの食育プログラムのディレクションまで手がける。
環境問題・ローカリゼーションなど、社会課題に向き合いながら「食」を通じ活動。
大切にしていることは『「暮らし」と「生きる」の真ん中に「食べる」と「共感する」がある』 ということ。
今回のキーパーソンズ・セッション懇親会開催にあたり、過去10数年の全国各地の自然災害の復興支援活動で出会った、ものづくりにおける、現在は復興を果たした方々、これから復興を目指す方々と連携、奔走し「風土と食文化の復興」をテーマにしたフード&ドリンクメニューを提供。

所属ボランティアチーム:
一般社団法人OPEN JAPAN-オープンジャパン(旧ボランティア支援ベース絆)
日本全国にネットワークを持つ、団体・個人の集合体。
阪神淡路大震災時に発足したボランティア支援団体「絆プロジェクト」からはじまり、国内外で発生する様々な災害に際し、発災後初期の炊き出し活動から、中長期の復興活動をサポートしてきた。
東北大震災ではアースデイ東京メンバーとして協同し、能登地震では1月1日の発災後すぐに、炊き出し活動、現地から必要とされる物資支援等を主に、環境配慮された商品展開等に取り組む企業をマッチングしながら、効果的な持続可能性ある復興活動を見据え、活動継続中。

非公開・招待制キーパーソンズセッション 懇親会メニュー 『元気鍋』

95年に発生した阪神淡路大震災 発生直後より最大1日7000食の炊き出し活動を行った『神戸元気村』。その際に被災者に振る舞われたメニューの一つが『元気鍋』。


東北東日本大震災、熊本地震、能登半島地震等においても多くの方々の身体や心を温めた定番のメニューを、工芸週間のレセプションメニューとしてアレンジしました。
通常、その時どきに取れる食材を使って仕上げますが、今回は以下のこだわりを詰めこみました。

◉熊本県山都町・下田円美さんのつくる『maro』の味噌
◉“奇跡の醤油”で一躍有名となった、岩手県の醤油蔵『八木澤商店』蔵出し気仙みそ
ふたつの味噌をベースにした汁物。

◉神奈川県平塚市・畜産加工品ハム、ソーセージを無添加で作る『ピュアファーム』の豚肉、 『ピュアポーク』
国内での飼育頭数が年間300数頭、母豚として品種改良にも乞われるほど美味しい原種の豚のフィレや、ロース肉を今回特別に使用させていただきました。
軒先養豚という、兼業農家が飼う家畜が、人間の食べるご飯の残渣ざんさを食べる、食を介した環境循環が行われていた時代に国内で飼育されていた品種の豚肉です。
イノシシも掛け合わされて品種改良された、今の時代、幻の食材と呼ぶべき材料となっています。

その他、付け合わせのお野菜には、

◉平家の落人伝説の残る、山梨県甲州市で現存する落合いも(在来馬鈴薯)のお惣菜
など、地域の環境や伝承が育んだ素材を基にしたお食事をご用意しました。