―伝統素材を、未来の資源へ。―
Heritage Resource:
素材の新たな価値とつながりを拓く
日本の「宝」が、静かに消えようとしている。
木、紙、土、漆…。美しい素材なくして、美しい工芸は生まれない。
その未来を考える展覧会、始まります。
工芸の素のもと
人・自然・道具
―伝統素材を、未来の資源へ。―
Heritage Resource:素材の新たな価値とつながりを拓く
会期 / 11月4日(火)・5日(水)・6日(木)
場所 / 北の丸公園・旧近衛師団司令部跡
(旧東京国立近代美術館工芸館)
東京都千代田区北の丸公園1-1 地図
開館時間 / 10時~16時(入館は閉館30分前まで)
入場料 / 一般1500円 高校生・大学生500円
※税込
※本イベントは15歳以上対象です。
主催 / 日本工芸週間実行委員会
共催 / 一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン、一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン(キーパーソンズセッション)
協力 / 公益社団法人日本工芸会、一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会、認定NPO法人趣都金澤、NPO法人Japancraft21
協賛 / 湖山医療福祉グループ銀座医院(ゴールドパートナー)、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(シルバーパートナー)、株式会社 博展
サプライ協賛 / 株式会社マルニ木工、株式会社YAMAGIWA
助成 / 公益社団法人企業メセナ協議会 社会創造アーツファンド
クリエイティブ・ディレクション / 鈴木啓太(株式会社 PRODUCT DESIGN CENTER)
グラフィックデザイン / 株式会社DK
終了いたしました。
ご来場ならびに、イベントへのご参加をありがとうございました。
また、出品者ならびに、ご尽力くださいましたみなさまに感謝申し上げます。














工芸の素のもと
美しい工芸の源には、いつも美しい素材が存在します。日本各地の自然素材は、単なる「材料」という言葉を超え、風土と人の営みが数千年にわたり織りなしてきた知恵と技の結晶そのもの。いま私たちは、そんな素材の美しさと尊さに、改めて向き合う時を迎えています。
木、紙、土、石、竹、布、漆──。 これらの素材は、つくり手の手元に届くまでに、植栽・管理・収穫・乾燥・精製など、気の遠くなるような工程を経てその輝きを増します。世代を超えて受け継がれてきた知恵と技の営み、それ自体がまさにひとつの「工芸」です。
本展では、こうした現実に向き合いながら、自然素材を「Heritage Resource(ヘリテージ・リソース)」として捉え直し、その背景にある風土・技・道具をひもときます。素材の価値を社会全体で再発見・共有し、次世代へとつなぐ視点を育む、新たな発見に満ちた空間です。














第一部
素材美の体感
和鉄、紙、絹など、特別な素材自体が持つ美しさと尊さを体感できる空間が拡がります。また初源的な手の動作により、素材が変化し生み出された工芸作品を、道具とともに展示します。
ライブ・クラフティング
初日、そのはじまりは、展覧会の「公開」準備時間。本展覧会に出品するつくり手や科学者たちが展示品を持ち込むこの時間、展覧会ができあがっていく様子をご一緒に楽しんでいただけます。
- 茅葺き集団「くさかんむり」:展示および実演用素材の搬入と設置
- 編組品作家・渡部萌:籠作品の展示・当日公開制作の準備
- 会津森林資源育成研究会:光る桐による雪板などの設置など
Heritge Resouces|ヘリテージ素材
特別な素材自体が持つ美しさと尊さを体感できる空間が拡がります。「目利き」によって選ばれ、熟練の技と長い時間をかけ、また、後の制作工程を踏まえ、より「使いやすい」ものに洗練し、最終的に「美しく」仕上がるよう心配られた良質な素材、それがHeritge Resouces(ヘリテージ素材)です。
絹|下村ねん糸
染織作家たちを糸商として支える、随一の「絹のソムリエ」下村輝氏。日本の絹の自給率は、たったの0.16%という衝撃の事実と、養蚕はじめ蚕糸業全体の危機に向き合い、その解決策につながる新しい糸づくりを進めています。今回はじめて誕生した、国産でないと出来ないことが明白である、生繭での復刻糸が披露されます。蚕が繭をつくったそのままの繭。7日以内に製糸が必要。通常は繭を乾燥させストックするプロセスが入り、茹でて戻してから製糸します。
下村輝・祐輝[下村ねん糸]:糸商(京都府) 協力:宮坂製糸所
金箔|松村謙一
古来エジプトから1万年以上にわたり、金箔づくりは世界各地で行われてきましたが、現在はその技術が数えるほどにしか残っていません。金沢に伝わる「縁付金箔」は、職人の手仕事によってつくり上げられる日本独自の金箔です。この金箔づくりの特徴は、「紙遣い」にあります。箔打ちに用いる多様な紙の中でも、最も重要な「箔打紙」は、兵庫県西宮市名塩で採取される泥(東久保土〈とくぼつち〉)を漉き込んだ名塩和紙です。金箔職人は、この和紙をまず灰汁に漬けて叩き、光が透けるほどの飴色に仕上げてから、箔を伸ばすための紙とします。
本展では、四方形の竹枠で形を整える前の「全判の金箔」を、金沢の経師職人が箔打紙に用いる名塩和紙に張り込んでパネルにしました。この和紙と金箔の組み合わせは、最近の調査により、国宝「風神雷神図屏風」(俵屋宗達/建仁寺蔵)と同じものであると判明しました。
松村謙一:金箔職人、金沢金箔伝統技術保存会会長(金沢/石川県)
越中五箇山悠久紙|宮本謙三
太陽光に当たると多くのものは日焼けし黄変しますが、悠久紙は日にあてるほどに白くなる和紙として知られています。 様々な工芸で活用されてきた「雪晒し」というプロセスを大切にされていて、その効果については現在研究がすすんでいるところです。 紫外線(UVA、UVB)が雪に当たって乱反射し、色素分解、漂白がすすむことは判明しており、そのほかにも悠久紙の強靱さを裏付ける効果が見つかるかもしれません。 素材づくりから天日干しまですべての工程が手作業で一貫して行われています。
宮本謙三:手漉き和紙職人、東中江和紙加工生産組合(五箇山/富山県)
越前和紙(雁皮)|村田菜穂
製法を授け、日本唯一の紙祖神として崇められる川上御前が現れたのは1500年前。繊維を細かくほぐす「叩解」、冬の冷たい水にさらす「寒晒し」などで鍛えられた紙は、引っ張りにつよく破れにくい、また水に強い特徴があり、紙幣の透かし技術から宇宙服まで、越前の紙すきの技が活用されています。なかでも雁皮紙は筆なじみのよさで紫式部『源氏物語』はじめ平安の公家文化を支え、1000年後の今に古のひとびとの生きた言葉を伝える高級紙です。この地が誇る最高級雁皮紙「越前鳥の子紙」は、本年12月にユネスコ無形文化遺産への追加登録されることが見込まれています。
村田菜穂:手漉き和紙職人、福井県和紙協同組合、(越前/福井県) 協力:越前市
名塩和紙|谷野雅信
和紙に泥土を漉き込む技法は、しっとりと重みのある風合いを生み出し、素材に多くの可能性をもたらしました。 遮光性が高く、色褪せず、虫害にも強い優れた特性を持ちます。 主原料は、六甲山系の育んだ雁皮と、多色の泥土です。 箔打ちや箔合い紙には、耐熱性に優れる泥入りの名塩産の雁皮紙が不可欠です。 以前は偽造しにくい紙として、藩札などにも使われてきました。
谷野雅信:手漉き和紙職人、谷徳製紙所(名塩/兵庫県)
土佐和紙|田村寛
高知でつくられる土佐楮の繊維の長さが、世界一薄くて強度のある修復用紙を支えています。楮から不純物をとりのぞく際に繊維を均一に分散させ絡ませる「こぶり」とよばれる精緻なアク抜き作業も特徴。世界中から修復用の典具帖紙や、アート制作に使われる紙のオーダーに応える田村さんは楮畑の手入れ、和紙の原料づくり、紙漉きまで自分の管理下で行なっています。清流仁淀川の伏流水を活用する昔ながらの製法の紙づくりです。
田村寛:紙漉き人、紙工房 田村寛(土佐/高知県) 協力:西村優子、深井桂子
名尾てすき和紙|谷口弦
古代の紙の原料としても知られ、楮よりも繊維が長い、自社栽培の梶の木★を原料として、紙づくりを行っています。 光を透過する強い紙として、全国の提灯や障子、番傘づくりを支えています。谷口弦さんの漉く紙の厚さは10種類にも及びます。 墨にじみがなく、文化財修復にも使用されています。 2021年8月の九州北部豪雨では土石流に工房と店舗が流されてしまいましたが、2023年に新工房をオープンしました。 谷口弦さんは、和紙そのもののカタチがない自由さを主題に、現代アーティストとしても活躍し、300年の歩みを未来へと進めています。
谷口弦:名尾てすき和紙、アーティスト(名尾/佐賀県)
すくもと泥藍|池原幹人、丹羽花菜子
日本の藍づくりは「すくも」と「沈殿藍(泥藍)」、大きく2つのアプローチがあります。
藍葉ごと染料として使用する「すくも」は、徳島を中心に日本全国で主にタデ科のタデアイから製造されています。タデアイは葉にのみ藍色素を含むため、藍草を収穫したあと細かく刻み、色素を含む葉のみを使用します。一度天日で乾燥させたあと定期的に打ち水を与えて切り返しながら3カ月ほどかけじっくり発酵させて堆肥化し、染料とします。
泥状の濃縮液を染料とする「泥藍」は、キツネノマゴ科のリュウキュウアイを中心に沖縄各地で製造されています。収穫した藍草を素早く水に浸し、2〜4日ほどかけて発酵し、色素を抽出したあと藍草を取り除いて残った抽出液に消石灰を加えて攪拌(酸化)し、藍色素を生成させ、沈殿を待って少しずつ余分な水分を取り除いて泥状の濃縮液をつくり、染料とします。
今回の展示では、スクモと泥藍で薄い藍と濃い藍の2色を染めていただきました。どちらの藍も無農薬で栽培され、より天然藍の魅力を感じる事のできる天然灰汁発酵建てで藍建てを行い、藍染しています。
藍染め|池原幹人
戦前から沖縄の藍作りに使われていた藍壺を復元し、藍の栽培から泥藍の製造、染織までを一貫して行なっています。
池原幹人:藍ぬ葉ぁ農場(沖縄県)
藍染め|丹羽花菜子
山の麓の畑で 無農薬で藍を栽培しながら. “天然灰汁醗酵建て” という. 自然界にある原料のみを用いる昔ながらの手法で. 藍染を行っています。
丹羽花菜子:藍染め作家、藍染風布(茨城県)
木節(きぶし)|美濃(岐阜県)
採取・精製:カネ利陶料/陶器用の土
蛙目|美濃(岐阜県)
採取・精製:カネ利陶料/陶器用の土
赤土|美濃(岐阜県)
採取・精製:カネ利陶料 /陶器用の土
蛙目|信楽(滋賀県)
採取・精製:谷穹 /陶器用の土
立杭土|丹波(兵庫県)
採取・精製:市野雅彦 /陶器用の土
田土|備前(岡山県)
採取・精製:金重有邦 /陶器用の土
竹工芸コレクション|斎藤正光
世界有数の竹工芸コレクターの斎藤正光さんは、米国・メトロポリタン美術館での展覧会をはじめ、海外の美術館に日本の竹工芸を紹介・監修していき、米国から拡がる世界的な竹工芸ブームの立役者です。江戸時代から現代までの優れたコレクションを基に、メディア出演や出版物の企画を通じ、日本の竹工芸の魅力を国内外に発信し続けています。
齊藤正光:竹工芸プロデューサー、コレクター(栃木県、東京都)
素材と手の技|作品・道具・素材
人類の文化と文明は、すべてシンプルな「手」の行為から始まっています。
その動きを突き詰め、最高峰に達したとき、それは新しい時代を拓く力となりました。
「削る」「磨く」「織る」といった行為が、素材を洗練させ、交易を生み、そして文明の進化を加速させてきたように、また「叩く」が物質を変形させ、「染める」「燻す」が強靭に、「描く」力が純粋な感動を軸に前進させたるように、この空間では古代から未来へと続く、自然素材を工芸へと変化させてきた「手の技」に焦点を当てます。
象徴的な手技8つ―叩く(鎚起銅器)、削る(木工)、磨く(漆芸)、編む(籠)、績む・織る(楮布織)、燻す(陶芸)、染める(琉球藍)、描く(色絵磁器)―幅広い作品のつくり手たちの作品と、制作を支える道具が展示されます。
叩く|鎚起銅器:玉川堂
玉川堂:鎚起銅器(燕三条/新潟県)
https://www.gyokusendo.com
削る|木工:川口清三
川口清三:木工作家、日本工芸会(愛知県)
https://www.instagram.com/seizo_kawaguchi/
磨く|漆芸:室瀬和美・祐
室瀬和美:漆芸家、重要無形文化財「蒔絵」保持者、日本工芸会(東京都)
室瀬祐:漆芸家、「工房山のは」代表、日本工芸会(茨城県)
http://www.murose.com
編む|籠:渡部萌
渡部萌:編組品作家(山梨県)
https://www.instagram.com/moe.watanabe/
績む・織る|楮布織:石川文江
石川文江:楮布織作家(徳島県)
燻す|陶芸:鈴木まこと
鈴木まこと:陶芸家(沖縄県)
https://www.instagram.com/makoto_object/
染める|琉球藍:池原幹人
池原幹人:藍ぬ葉ぁ農場(沖縄県)
https://www.ainubaa.com
描く|色絵磁器:牟田陽日
牟田陽日:美術家/陶芸家/九谷焼作家(九谷/石川県)
https://www.yocamuta.com
制作実演
11月4日(火)|「編む」渡部 萌
山形県で自ら採集したアケビの蔓を使い、地面を這う蔓を手繰り寄せた時のしなやかな曲線から発想した編み方で、籠を編みます。
11月5日(水)|「磨く」室瀬 祐
磨き上げる行為によって、ひとつ高次元の世界に生まれ変わる。途方もない手間と時間がかかる「磨き」のプロセス、その先にある達成感、磨きの見どころなどを解説をふくめて実演くださいます。
11月6日(木)|「叩く」玉川堂
1枚の平らな銅板を鎚(つち)で丹念に叩いて打ち締める力によって銅を伸ばし、器の形にしていく、「鎚起銅器(ついきどうき)」の製作実演を職人が行います。
たたらの部屋
たたら製鉄・砂鉄から鉧(けら)、玉鋼まで
たなべたたらの里
古代より明治期に至るまで、日本の鉄製品の素材をつくっていた日本独自の製鉄技法「たたら製鉄」。そこから生まれる「和鋼(わこう)」「和鉄」「和銑(わづく)」は、森、山、川、土、砂、木、炎という森林に拡がる遠大な資源と人の技が結晶した、日本の工芸素材の一つの象徴です。
かつて国内の鉄づくりを支え、出雲地域の誇りであったたたら製鉄は、大正期に一時途絶えてしまいましたが、かつて出雲三大鉄師筆頭であった田部家が、この土地のルーツであるたたら製鉄を7年前に復興し、産業として山を再生し、観光拠点づくりなど地場産業として新たな歩みを始めました。
金属工芸においては、鉋や茶釜などの鋳物まで、和鉄だからこそ実現できるものがあります。本展示では、この地域の象徴であるたたら製鉄の技術と想いを、現代の新しい価値創造へとつなぐ取り組みを紹介します。
日本刀|下島房宙
下島房宙:刀鍛治(埼玉県)
鉋(和釘から鉋刃まで)、小刀|三代目千代鶴貞秀
三代目千代鶴貞秀(森田直樹):鉋鍛治、伝統工芸士(三木/兵庫県)
茶釜、釜環|長野烈
長野烈:鋳金作家、日本工芸会(東京都)
和剃刀|水落良市
水落良市:日本剃刀鍛冶、伝統工芸士、三条製作所(燕三条/新潟県)
庖丁|日野浦司
日野浦司:鍛冶職人、日野浦刃物工房(燕三条/新潟県)
鉄瓶|田山和康
田山和康:田山鉄瓶工房 伝統工芸士(南部/岩手県) 協力:たなべたたらの里














第二部
素材の伝統から
未来を拓く
「素材温故未来」
伝統素材を未来へどう活かすか─桐、ハゼノキ、漆、紙ほか、新たな用途や視点をつくり手や科学者との対話により探る、“出会いと提案”の展示です。分野を越えて交わることで、素材を起点とした新たな価値が生まれる循環(エコシステム)を育み、これからの「使い手」「支え手」との新たな関係性を開きます。
展示物
良質な素材を生み出す技術は、失ってはならない、未来へつなぐべき日本の大切な資産です。
365日手をかけて素材を育み、ていねいに採取した素材に、さらに人の技を尽くすことで、現代の知見をもってしても驚嘆する卓越性が生まれ、継承されてきました。
工芸の素材選びには、山林が国土の7割を占める地形や自然災害の多い、日本ならではの、知恵と検証(エビデンス)が詰まっています。
また、素材と真剣に向き合うとき、限られた資源を未来へ循環させる必要性にも気づくことができるでしょう。
この空間では、いま、素材の新たな可能性を拓く取り組みと成果、未来の工芸に活用可能な技術やプロジェクト、そして協働の呼びかけも同時に紹介されます。日本工芸週間ならではの「つながりの場」をここに創出します。
桐/光る桐と雪板、スノーボード、鈴鹿の桐箱
星比呂志、齊藤洋一[会津里山森林資源育成研究会](会津/福島県) × 根津安臣[桐匠根津](みなかみ町/群馬県)協力:鈴鹿五郎[指物職人、選定保存技術「美術工芸品保存桐箱製作」、鈴鹿桐箱店](大阪府)
ハゼノキ・木蝋の可能性
内田樹志[ハゼノキ植人](鹿児島県)
”森になる建築”
株式会社竹中工務店
“KOBE 備長炭” “MORI TAG システム®” ~里山資源活用〜
協力:神戸市、Arboreta合同会社
古くて新しい工芸素材の魅力
三橋弘宗、山崎昌男[一般社団法人小規模保全技術研究所]、宇野君平[成安造形大学/アーティスト]
世界初・常温15秒で染まる草木染め
共同開発者:加賀友禅作家・久恒俊治[工房 久恒/Japancraft21クラフトリーダー](金沢/石川県)
漆とアウトドア/Nodateシリーズ(関美工堂)、漆サーフボード(堤淺吉漆店)
関昌邦[株式会社関美工堂代表/ Japancraft21クラフトリーダー](京都府)、堤卓也[堤淺吉漆店/Japancraft21ファイナリスト](会津/福島県)
国産漆/全国のウルシ植栽状況(ポスター展示)
一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン 協力:田端雅進[九州大学 /森林総合研究所フェロー]
国産絹/生繭復刻糸紹介+真綿・紬糸ワークショップ(随時開催)
下村ねん糸 ほか複数有志団体
い草/い草の未来とアートパネル(展示)
村上キミ、田中ノリコ[イチイチ](熊本県)
クジラの髭とものづくりの可能性
一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン 協力:太地町立クジラ博物館(和歌山県)
カンファレンス
11月5日(水)14:00〜18:00
招待制キーパーソンズセッション
「工芸の素のもと “ヘリテージ素材”の可能性を探り繋ぐ作戦会議」
その土地の風土と人々の営みが育んだ文化的な遺産でもある工芸の自然素材。それが「Heritge Resource(ヘリテージ素材)」です。失われてしまっては再現できない、まさに至宝といえるこれらの素材を守るため、静かで確実な行動が始まっています。人類の知恵を再び輝かせ、未来へと繋ぐために。私たちは具体的なプランを持つ方々と共に、確かな一歩を踏み出します。
- 第1部14:00〜16:20(話題提供とショートディスカッション)
- 第2部16:20〜18:00(交流と戦略対話)
登壇予定者:
黒田慶子氏[神戸市副市長]
田部長右衛門 氏[(株)たなべたたらの里里長/田部グループ代表・田部本家第二十五代目当主]
三橋弘宗 氏[兵庫県ひとと自然の博物館学芸員]
深井桂子氏[Keiko Art International、ギャラリスト]ほか
対象=素材生産者、工芸関係者、企業関係者、ギャラリスト、食・建築関係者、関連省庁、メディア関係者ほか
11月6日(木)14:00〜18:00
招待制キーパーソンズセッション
「Craft Shift:工芸と「新しい市場」「社会参加」を促す作戦会議」
今、日本の工芸は大きな注目を集め、様々な分野の企業やキーパーソンが関与・支援に動き始めています。この関心の高まりを、工芸を未来に持続できるための確かな力に変える時です。
一方で、その複雑な構造から「どう関わればよいか」と戸惑う声も少なくありません。
私たちは、産地から販売の担い手、経済界の方々にいたる、工芸の内外から多様なメンバーが集う議論の場を設けます。外部の視点で工芸の世界を紐解き、あるべき関与や支援の形を議論し、具体的で価値のあるアクションを創出する。それが私たちの目指す役割です。
- 第1部14:00〜16:20(話題提供とショートディスカッション)※途中休憩あり
- 第2部16:20〜18:00(交流と戦略対話)
登壇予定者:
永田宙郷[TIMELESS 代表、プラニングディレクター/合同会社ててて協働組合 共同代表]
山田立[株式会社玉川堂番頭/株式会社つくる代表取締役]
柴田裕介[株式会社HULS 代表取締役]※収録
三橋弘宗 氏[一般社団法人小規模保全技術研究所、兵庫県ひとと自然の博物館学芸員]ほか
対象=企業関係者、ギャラリスト、食・建築関係者、関連省庁、素材生産者、工芸関係者、メディアほか
ワークショップ・講演・座談会・上映会
11月4日(火)ワークショップ・講演
「絹・真綿、紬糸ワークショップ」|下村ねん糸
随時開催 参加費500円
「素材の伝道師になる−“桐”と“ハゼノキ”−」|共催:加藤潤子[NPO法人感性の教室]、一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン
※要事前予約 参加費500円
11月4日(火)桐の回 11:00〜12:30 / ハゼノキの回 14:00〜15:30
→詳細・申込サイト
「世界初・15秒で染まる草木染め 開発者による講演と実演」
講演:増田貴史[山梨県立大学 地域人材養成センター 特任教授]
実演:久恒俊二[加賀友禅作家/工房久恒/Japancraft21クラフトリーダー]
主催:NPO法人Japancraft21
11月4日(火)11:00〜12:00 参加費無料 先着50席
→詳細・申込サイト
11月4日(火)座談会・上映会
「漆の未来を考える座談会」|進行:田端雅進[九州大学/森林総合研究所フェロー]
今回のために複数の漆産地が、全国ウルシ植栽状況調査に応えてくださいました。いま、国産漆が足りません。未来に向けてウルシを植え、育む人々の声をベースに、未来を拓く方法をさぐる座談会です。
11月4日(火)14:00〜15:00 参加費無料 先着50席
→詳細・申込サイト
11月5日(水)ワークショップ・講演
「絹・真綿、紬糸ワークショップ」|下村ねん糸
随時開催 参加費500円
「素材の伝道師になる−“桐”と“ハゼノキ”−」|共催:加藤潤子[NPO法人感性の教室]、一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン
※要事前予約 参加費500円
11月5日(水)桐の回 11:00〜12:30
→詳細・申込サイト
11月5日(水)座談会・上映会
「工芸と和鉄のはなし」
出演:井上裕司[たなべたたらの里]、下島房宙[刀鍛治]、三代目千代鶴貞秀[鉋鍛冶]、長野烈[鋳金作家/日本工芸会]、山田立[株式会社玉川堂番頭]、進行:坂井基樹[一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン]
11月5日(水)10:15〜11:15 参加費無料 先着50席
→詳細・申込サイト
11月6日(木)ワークショップ・講演
「絹・真綿、紬糸ワークショップ」|下村ねん糸
随時開催 参加費500円
「素材の伝道師になる−“桐”と“ハゼノキ”−」|共催:加藤潤子[NPO法人感性の教室]、一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン
※要事前予約 参加費500円
11月6日(木)ハゼノキの回 11:00〜12:30
→詳細・申込サイト
11月6日(木)座談会・上映会
奥能登ドキュメンタリー「先に棲む」上映会およびティーチイン
トーク:森義隆[映画監督]、鈴木啓太[プロダクトデザイナー/PRODUCT DESIGN CENTER]、進行/浦淳[認定NPO法人 趣都金澤理事長]
主催:認定NPO法人趣都金澤
昨年、年頭の能登半島地震の際には、日本工芸週間として、現地の状況確認や被災者の声の共有、そして支援のあり方を探るセッションを行いました。能登の未来と工芸文化を支えようとする多様な立場の方々とともに、情報を横につなぎ、これからの支援の形を考える機会となりました。しかし、開催の数日後には能登が記録的な豪雨に見舞われ、さらなる被害を受けることとなりました。
そのような厳しい状況の中でも、森義隆監督と認定NPO法人趣都金澤が継続して撮影を行っている、奥能登・高屋町を舞台にしたドキュメンタリー『先に棲む ― こちら高屋 ―』の制作は、暮らしに寄り添いながら続けられています。
現地を見つめ続けるそのまなざしを、上映後に対話を交えながら行う【対話型上映会(ティーチイン)】として開催いたします。
当日は、監督の森義隆さん、本展クリエイティブディレクターであり、能登の未来を見据えた活動を行う鈴木啓太さんをお迎えし、進行は認定NPO法人趣都金澤理事長の浦淳さんが務めます。
能登の“いま”と“これから”、そして災害に備える文化支援のあり方について、皆さまとともに考えるひとときを持ちたいと思います。
11月6日(木)10:30~12:10 ※映画上映10:30~ ティーチイン11:10~ ※映画の感想や能登の未来について会場で話し合います 参加費無料 先着50席
→参加申込フォーム

会場
重要文化財「旧近衛師団司令部庁舎」
赤煉瓦の外壁と八角形の塔屋が特徴的な明治期のゴシック様式の建造物。建築家の谷口吉郎が率先し保存運動を実施、美術館仕様に改修が行われ、1977年より2019年まで東京国立近代美術館分館、東京国立近代美術館工芸館として使用され愛された。現在は非公開。

所在地:東京都千代田区北の丸公園1アクセス:東京メトロ東西線「竹橋」駅1a、16出口より徒歩10分 東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下」駅より徒歩11分/半蔵門線・都営新宿線・三田線「神保町」A1出口より徒歩16分
最新情報や出展者・会場の見どころを先出し、会期中の様子をリアルタイムでチェック。

