自然素材と、ものづくりを考え・楽しむ、一週間

織りのしなやかさ、お椀の持ちやすさ、口当たりのよさ、美しさ・・・
指先や掌(てのひら)、唇、目は、たくさんの情報を感じています。
樹木、草花、土や石の天然素材を見分け採取する。
つくる技、使うコツ、修理の工夫・・・
工芸には、古代から蓄積したサステナブルな知恵がいっぱいです。
毎年秋のお彼岸は、工芸に親しみ、感覚を呼び起こそう

watojiオリジナル

子どもの新しい可能性をひらくNPO法人アートフル・アクションの場づくり

森尾さゆり [コンサバター(保存修復専門家)]

ここでは、子どものまなびにまつわる実践や場づくりをされている人たちと、彼らのアイデアや方向性に焦点を当てます。子どもたちが生き生きと学び、伝統工芸の面白さや美しさ、重要性が伝わるにはどうしたらよいのか? コンサバター(修…

2023年 日本工芸週間 特別イベント素材・そのはなし

年に一度、秋のお彼岸に、工芸を語る、学ぶ、楽しむ「日本工芸週間」。
今年は、自然素材に焦点を当てます。
SDG’sが叫ばれる遙か以前より、日本では一つの素材を有効に使い、古くなれば形を変えながらそれらを慈しみ再利用する文化がありました。一本の木であれば、家屋の柱となり、箱となり、皮を装飾仕上げに使い、さらに燃やした灰は染織ややきものの釉薬にと、無駄なく使ってきました。高度経済成長期以降忘れてしまったこの知恵と文化を、孤軍奮闘しながら、素材づくりの現場を守り、未来につなぐキーパーソンが9月17日、東京に集います。素材そのものの魅力、人の営みのなかで選ばれてきた理由。 素材を知ることが、新時代の素材の循環と、工芸の明日をつくります。